巻き爪に関しては女性に多い印象ですが、どうして巻き爪になってしまうのでしょうか?
仮に施術により矯正されたとしてもまた再度巻いてしまう方もいらっしゃいます。
原因は一つではなく、複合的なことが多いのですが、まず原因としての一つ目は「爪の切り方」です。
多いのが、深爪気味に切って、更に角を丸く切ってしまっている方。
そして、ちょっと皮膚に食い込むようになると痛いため、更に角を切ってしまってどんどん巻いていってしまうパターンが大半かと思います。
そうなると更に痛い→更に切るの負の連鎖です(-_-;)
二つ目は「靴の選び方、形、サイズ」です。
巻き爪に限らずですが、特に足のスポーツ障害の患者様にいつも履いている靴を見せてもらうことがありますが、まずサイズの選び方を間違えている方が非常に多いです。
靴はフィット感が欲しいので、適正サイズより大きいものを履いている方はほとんどいらっしゃいませんが、小さいものを履いている方が大半です。
適正サイズより1cm小さいものを履いている方も珍しくありません。
「このサイズでは小さすぎますよ」とお伝えすると、「いいえ、ちょうど良いです」と仰る方が多いのですが、「ちょうど良い、のではなくて、ちょうど良いと思っているだけ、ですよ」ということをお話することが多々あります。
例えば「私の靴のサイズは23cmだ!」と思い込んでいて、購入の際にそれより大きいサイズを試して履くことはないと思います。
小さい靴を履いていることで、靴の中で足指は縮こまり、自由に動くことができなくなり、巻き爪はもちろん外反母趾や膝や腰の痛みの原因にもなりかねません。
特に女性の場合は仕事上ハイヒールやパンプスを履かざるを得ないことも多く、足に慢性的に負担をかけていることも多いのではないでしょうか?
私は男性なのでハイヒールを履いたことがないため、実感としてはないですが、ピンヒールを履いている女性なんかを見ると「足きつくないですか?」と声をかけたくなってしまいます。
そして原因の三つめは「運動不足」です。
手も足もですが、爪は指腹からの圧力が逃げないようにあるもので、手だともし爪がないと圧力が逃げることで物をつかむことができないと言われています。
それが足の爪でいうと、足の裏からの刺激が少なくなることで詰めが退化してしまうことで巻き爪が起こると言われています。
現代人はデスクワークが増え、歩くことをはじめとして体を動かす機会が減ってしまって爪が退化する人が多くなったと言えるでしょう。
予防のカギはここにあります!